ずっとずっと

 

君に居て欲しかった

ずっと居て欲しかった

ずっと ずっと

その先の果てにも・・・

 

僕の何が

二人を駄目にしてしまったのか

君の何が

僕は不満というのだろう

 

――そんなもの、何もないよ

 

ただ君に

愛されている実感が持てなかった

ほんの些細な違和感に

過去の悪夢が甦った

 

――君は何も、悪くはないよ

 

それでも君に

何らかの責任を負わせるならば

強いて言うなら

たとえば君に

 

待っていてとは言えないけれど

さよならしたいわけじゃない

そう打ち明けた僕に

君は怒って「さよなら」を言わせた

 

人の心の闇は深く

人の心の病みは広い

月光の如き目敏さで

全ての者に忍び寄る

 

責任は僕に

さよならは君に

ずっとずっと