夜の歌

 

素敵な夜をありがとう

そう思える夜は多くない

 

ひとりの夜

ふたりの夜

なんでもない夜

 

それぞれの夜に

それぞれの世界があり

そして夜には

「夜」という世界もある

 

すべての夜は

異なる物語を持ち

しかし最後は

「夜」に収束されゆく

 

幾度と無く繰り返される夜

 

連なる夜は絶えずして

しかもすべてが

異なる夜

 

素敵な夜をありがとう

そう思える夜は多くない

だから僕は

 

君に逢える夜を待つ