いつかの君は悲しみの中
欠片ほどの喜びも
欠片ほどの悲しみも
希望も不満も抱かぬよう
君は心を切り離していた
いつかの君は悲しみの中
遠い昔に見た夢と
微かな希望があることを
他の誰にも聞かれぬよう
そっと僕に打ち明けた
いつかの君と出会った僕は
良い物 悪い物
君の世界のすべてを奪った
時はいずれ君を癒し
君はいずれ旅立ってゆく
君の過去はタイムカプセルに
いつか君が必要とする日まで
君の存在を感じながら
静かに眠る安らかな時は
あと どれくらい
残されているのだろう