タコヤキ

 

改札を出て左へ曲がると

ちょっと高めのタコヤキ屋

君と一緒に寄り道すると

ひとつおまけが付いてくる

僕の自慢の可愛い君

 

ふたりで頬張る

アツアツのタコヤキ

僕らのささやかな贅沢

君の笑顔が愛しかった

 

最後のひとつはいつだって

僕の為に残してくれてた

 

なんでもないような優しさは

今も胸を離れずに

すべてのものが

思い出の鍵となる