大きな幸せひとつあれば
それで全ては幸せだった
小さな幸せ沢山あつめて
大きな幸せ作ろうなんて
そんな大人の言い訳
欲しくなかった君
笑顔の下で失われゆく
幼い少女の心の祈り
忘れたくって忘れたことなど
忘れられるはずもなく
いつの日にか少女は
詩を織り始める
彼女の紡ぐ心の糸は
哀しみから選り分けた
愛の詩と私と
もしも君が望むなら
静かにそっと
抱きしめるから
だからもう
泣いてもいいよ