セミダブル

 

どんなに記憶が薄れても

君を忘れた日々は無い

 

ふとした瞬間

沸き起こる感情は

遠い日々を連れて来る

 

セミダブルでいいよね?

 

愛しい君の懐かしい声

手に入れた二人の部屋

初めての夜は眠れずにいた

 

二人で暮らした年月は

そう長いものではなかったけれど

今になって理解したこと

きっとあれが

幸せと言うもの

 

愛してる

 

今まで僕は

なんど君に言えただろうか?

 

忘れたくない想い出は

想い出す程つらくなる

 

満月の夜

ふたり歩いた散歩道

やけに明るい月明かりの夜には

左腕に君を感じる