寝顔

 

君にしてやれること

あと、どれくらい残ってる?

君の寝顔を見つめる時間

あと、どれくらい残ってる?

 

月のない夜

二人に訪れた、やすらかな時間

 

まるで初めて過ごす夜のように

ただ君の寝顔を見つめてた

 

国道沿いの君の部屋

外の世界は

こんな夜にも、とてもにぎやか

部屋の中では

温風を吐き出すエアコンと

君の寝息だけが色づいている

僕は呼吸さえも忘れ

君の寝顔に見入っていた

 

君のくちびるが僕を呼んでいるような気がした

 

さよならは言わない

ふたたび巡り逢う未来の為に・・・