妄想の果て

 

何故人は

自分の知るもの以上を

認めることが出来ないのだろう

 

何時だって 誰だって

昔の誰かと比べている

相手の心 存在の答えを

ただひとりで決めてしまう

 

誰もが同じ経験を

してきたわけじゃない

誰もがみな 同じ誰かに

出逢った訳じゃないのに

人は何故か 答えを妄想する

 

 

人は皆

妄想の果てに

涙する