毒の風に慣らされた身体が
清らかな空気では生きられぬ様に
君の心が病んでいたことに
今まで気づくことが出来なかった
晴れ渡る季節に君の姿はなく
時折流れる甘苦い風に
君の幻を見る
大きな思惑の中で絡み合い
そしてすれ違う
僕らの人生の欠片
いつだって
すべてのものから
君を守りたかった
脈々と受け継がれる母の愛は
遠い過去より引き継がれた
モラルと言う名の呪い
そのルーツは
誰も知らない