境界線

 

戸惑いながら握る指先

握り返す僕の左手

寄り添うだけの 日々は捨て去り

二人の夜を越える

 

窓の外には世界の果て

境界線が横たわる

 

いつか見た あの景色も

ふたたび朝を迎える時には

何かが違って見えるだろうか