凍える冬

〜こなゆきのそら〜

 

凍える冬に凍てついた心は

春の訪れにさえ融けることなく

ただすべてを拒みつつ

頑なに冬を待つ

 

雪の降る柔らかな光の中

ただひとり空を見上げ

君と歩いた道程を

ただひとり心で辿る

 

凍てついた心はすべてを拒み

降り注ぐこなゆきはすべてを包み込む

 

融けることのない心

包み込むその心

降り積もる愛

 

こなゆきのそら