君のいない街

 

君のいない街を歩いた

君のいない空に雪は降らない

ただ、人の冷たさだけが目に映る

 

君はいま何処にいる?

 

それを知る事は出来ない

疑念の炎も哀しみの雨も

すべては無意味な独り善がり

 

愛する資格は取り戻せたかい?

 

自問自答の果てに辿り着いた

俺の答えは単純なものだった

 

燃え尽きて灰になりたい

 

いま君は幸せかい?

俺の街は遠いかい?

 

今日、君のいない街を歩いた

君の面影のないこの街を

 

そしてひとつ気付いた事がある

 

君のいない世界に

生きる意味は何処にも

見つけられなかった