片想い

 

片想いだと思っていた

あの日 君に出会ってからずっと...

片想いだと思っていた

君の目に映るのは僕ではない...

ずっとそう思っていた

 

あれから幾年月かが流れ

偶然 君に再会した

あの片想いは形を変え

いつの日か君は

僕の隣にいた

 

初めて君と言葉を交わした日から

どれほどの月日が過ぎていただろうか?

一度はあきらめかけた夢が

現実となった瞬間だった

 

何故君が僕のもとを訪れたのか解らない

何故君が僕を求めたのか解らない

 

僕に分かる事と言えば

その時 僕は まだ子供で

君の気持ちを感じる事が出来なかった

そして

片想いの夢が叶った気持ちで

浮かれていた

 

一番大切な

君の気持ちが解らなかった