もし

この世界に神が居るなら

愛こそが神

 

それは

神こそが愛

なのではなく

愛こそが神

 

それは

森の木々にも

道端の花にも

命を持たぬ物にさえ

宿り得る神

 

今はもう

誰も座ることのない椅子にさえ

その神は存在し

今も誰かの為に

そこに存在し続ける愛

 

いつまでも

戻ることのない主人を

待ち続ける愛

 

朽ちて往く躯

朽ちる事のない意志

 

愛は哀を生み

哀は愛を支え

その意志 果てぬ限り

神は青い鳥となり

胸の洞を住処とす

 

そして

永遠の時を過ごす

 

神は我が胸に在りて

哀を生み出す

逃れる事の出来ない

愛と言う名の哀

 

哀しみと共に

生きる事が出来るなら

人は誰もが その胸に

神を宿す

 

いつか見た

君の笑顔と心の風景

色褪せる事もなく

この胸に在る

 

君こそが僕の、、