自転

 

日常というマヤカシに埋もれた

君のいる風景

「失って初めて気づく」

その意味を初めて知る

 

なすすべもなく茫然と

ただ一人立ちつくすように

地球の自転に耐えながら

今日という過去を生きる

 

君を嫌いになれたなら

忘れることなど

簡単なのに