偽りの神

 

君の言葉は誰が為に

同情という名の撒餌を散し

優しさと言う名の糸を垂らし賜う君

 

登り詰めた代償

その身を滅ぼさん女神の降臨

気づく者 気づかぬ者 第一の裁き

 

弱い人間である

狡い人間である

然し正しく 真っ直ぐである

其の偽りはいつの日か

自滅を以って終結する 第二の裁き

 

別人を装い細々と関わる事

いつの日にか過去の栄光は消え去り

憤りの日々が訪れる 第三の裁き

 

使徒は既に消え去り

残されしは偽りの栄華

その記憶のみ 第四の裁き

 

人を弄び 自らを弄ぶ

天空に棲まう神は

地に落ちては生きられぬ

真実の姿こそ 第五の裁き

 

やがて来たる復活の時

神に立ちはだかる獣あり

身を血と涙に染めあげ

その瞳は哀しを称え 第六の裁き

 

嗚呼、神よ もしも其の獣と

出逢ってしまったのならば

全てを捨てて逃げるがよい

第七の裁きは、、