手の届く場所に君はいないけど
君の手の届く場所に僕はいたい
必要とされない悲しみを
君は知らないんだろうね
いつも必要とされている君は
必要とされる喜びにも気付かないんだろう
誰もいないテーブルで
冷めたcoffeeを傾けながら
この恋について考えた
いつもそうだった気がする
大体こんなもんだった
僕は僕の我侭を通すべきだったのか?
それとも君を第一に考えるべきなのか?
“優しすぎるの” なんて言葉は
言訳にも慰めにもならない
君はもっと冷たくなるか優しくなるか
どちらかの方がいい
ゆっくりと煙草に火をつけ
懐かしい香りを楽しみながら
冷めたcoffeeを両手で暖め
最後の一口を飲み干した
空っぽの心だけが残った