いつかの君へ

 

元気にしてますか?

便りが無いのは元気な証拠

なんて言葉は

もう二度と逢えない僕らには無意味だから

元気にしてるかとても心配です

 

結局この手紙も出すことは出来ないのだけれど

あの時 君が僕に言った言葉は

半分アタリで半分ハズレ

結局僕は 誰も救うことは出来なかったし

誰も幸せには出来なかった

 

けれど

人生の脇役には なれたみたい

 

忘れられてしまうのが嫌なのと

いつかの君は言っていたよね

僕もそれが怖かった

 

自分の存在が

大切な人の記憶から消されてしまうことは

とても悲しいことだと思った

でも今は

それでもいいと少し思える

 

君を忘れることが出来ない理由は

君に忘れられたくないからだ って

気づいてしまった日から

少しずつ怖くはなくなってきたよ

 

いつか僕は君を忘れる

きっと忘れられる

 

君が僕を

忘れたように