君が好き
可愛い君が好き
ふわふわな髪も
鮮やかな笑顔も
寂しげな瞳も
悪戯な会話も
つよがった声も
安らかな寝顔も
穏やかな寝息も
切ない吐息も
なにもかも
絞り出した元気
隠し通す悲しみ
言葉を心に換えて
気づかぬ振りをする
その優しさ
一人で歩ける君は
どこまでも一人で歩いてゆく
一人じゃ立てないくせに
どこまでも一人で歩いてゆく
一人で泣くことさえ
一人じゃ出来ないくせに
そんな君が大好きだった
今はもう
二度と交わることのない君
今もずっと
僕の大好きな
君