生きざま

 

過去に縛られ身動きの出来ない俺と

未来を求めて彷う俺がいて

俺は俺の為だけに生きて来た筈なのに

「ありがとう」

なんて言われたりしたら

この先どう生きて行けばいいのか

わからなくなっちまう

 

ただ俺は

自分が大切だと思う人や物を

自分がそう思うから大切にしてきただけで

人に優しくしようなんて思った事は

一度だって在りはしない

 

俺には

俺の見える世界だけが“すべて”であって

それが他人に見えたり

見えなかったりするけど

そんな事はどうでもいい事であって

人に誉めてもらおうなんて思わない

ただ

自分で自分を誉めてやりたいだけだ

その為には命だって惜しまない