光のピエロ

 

波間に揺れる道化師は

己を何と思っているのか

上澄みばかりを啜って生きる

光の狭間の道化師は

言葉を紡ぎ罠を張る

 

君は何様だい?

 

いつだってそうだった

誰も気付かない

その仮面の下の薄ら笑いに

 

光の世界に生きるピエロの

涙のメイクの仮面のその下には

愛への欲望が渦巻いている