灰と炎

〜白き風に〜

 

一度灯った疑念の炎は

決して消されることはなく

その身を焦がしながら

全てを焼き尽くす時を待つ

 

この出逢いがもし

哀しい人違いであったなら

僕はもう

全てを諦めよう

 

君が溶かした僕の心は

君が思うほど強くはない

だから僕は

やっと灰になれる

 

君思う

白き風に