〜 決意 〜
はるか昔、 僕らがまだ
出逢ったばかりの頃の話だ
君は少し俯いて
決して僕の顔を見ようとしなかった
他人を直視できない君
それを悟られたくは無い君
懸命に強がって見せていたね
そんな君を見て 僕は
僕の人生の半分を
君のために費やそうと決意した
それはまだ、
愛とは呼べないものだったかもしれない
けれどそれは、
決して同情ではなかった
君を好きだと、
確信した瞬間だった
それが正しい事か誤りか
僕には判らないけれど
“己の為すべき事を成す”
それは間違いではない
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