大人たちは言う
苦しみや哀しみを乗り越え
人は成長する
子供たちは叫ぶ
乗り越えられる程度の事ならば
苦しくも悲しくもない
本当の苦しみや哀しみは
乗り越えられるものじゃない
忘れる事すら出来やしない
人は何故?
喜びを引きずり
哀しみを切り捨てようとするのか?
喜びは哀しみを生み
悲しみは喜びの一部と
何故?
気付かないのだろう
身体が傷付けば血が流れ
心が傷付けば涙が流れる
やりたい様にやって
傷付いてゆけばいい
乗り越えられない苦しみや哀しみ
そいつに出遭った時…
時を告げる鳥が鳴く
その鳥がなぜ青いのか
それに気付いた時
人は真の成長を遂げる