あなたしかいない

 

「あなたしかいない」

その言葉から始まった僕等の季節は

「他の誰とも同じ」

そんな言葉で終わりを告げた

誰にでも心を開けるようになった君を

喜ぶべきか 悲しむべきか

君の人生の主役にはなれなかったけど

重要な脇役にはなれたかな

 

初めから

こんな結末を望んでたわけじゃないけど

「あなたしかいない」

その役目を終えたのかな

「他の誰とも同じ」

本当は泣いたりもするけど

僕の涙は誰も知らない

 

そんなときは

いつも独りだから