雨宿り

 

遅く起きた朝

雨降りの日曜

時計の針は1時をまわり

チッタ チッタとせかしている

 

ねーねー 君の屋根で雨宿りしてもいい?

 

不意に感じた視線の先には

雨と窓と小鳥が一羽

とても綺麗な藍

それは見事な藍の色だった

 

うん、いいよ

雨が止むまで 窓のこちらに来るがいいさ

 

チッタとせかす時計の針は

もうすぐ4を指そうとしている

 

彼女の悲しみと この雨は

いずれ止むのだろう

そのとき僕は

笑顔で行かせてやれるだろうか..