明るい夜

〜雨上がりの夜空〜

 

雨の日の朝がやってきた

あの日とおなじ雨の降る朝

Bed の上では 膝を抱えて

雨がやむまで動けない

時計が“1”を指した頃

やるせない想いと

昨日の残りの Lunch を温め

想い出だけが雨にとけてた

 

やがて時計は 11時をまわり

今更のように髭を剃った

 

窓の外では 雲がやけに速く流れ

空には星が瞬いている

 

雨あがりの夜に飛び出し

誰もいない公園に立ち

くちぶえを吹いてみた

 

やけに明るい夜だった