あいのうた

 

とうとう翼を手に入れたんだね

僕のもとを去る日も

そう遠くはないんだね

 

君の翼を夢に見ながら

張り裂けそうな、押し潰されそうな

喉が詰まり、息も出来ない

世界が歪み、頬を濡らす愛の欠片

 

僕はこの日を
君の翼を夢に見ながら
決してこの日が訪れぬことを願っていた

 

恋はいいね

恋愛もいい

でも

愛はいけない

だってさぁ
こんな時に我侭になれないからね

愛は沢山の喜びと悲しみをつれてくる

その心が大きければ大きいほど

その喜びも悲しみも計り知れない

 

僕は“愛してる”って
何度、君に言った?

 

そうだよね

僕は君を愛してる

君のしあわせを一番に考えよう

 

君が選んだ路なら

君がそれを“良し”とするなら

もう君を抱きしめたりしない

ただ此処にいて

君への愛を歌いつづける

 

寂しい夜は、此処へおいで

慰めなんて言えないけれど

ずっと此処にいてあげる

ずっと此処にいてあげるから・・・